« ビアフェス2007 | トップページ | イタリアンレストラン バジル 立石 »

2007/04/16

4月14日土曜日 針ノ木岳

ブルークリフの針ノ木岳ツアーに参加した。


金曜日、夕方6時ごろ東京を出たもんで時間が早くて深夜割引されなくて
高速代もったいないから東部湯の丸で降りて三才山トンネルとおって
扇沢へ。雨がザアザア激しく降っていて、明日大丈夫かしら?と思いながら就寝。

朝、5時に目が覚めたら相変わらず雨がザアザア降っていた。
こりゃ中止か?と思ったけど、天気予報では、朝にはやむ予定だったので起きて一応用意して待った。
そしたらやっぱし雨がやんだ。

7時にみんな集合して、上のほうの木に雪がついてるのを見て
期待を胸にでっぱつ!

歩き出したら雪がぱらぱらちらつきだして、上に上がるにつれて
新しい雪の量がふえてきて、ニヤニヤしながら登った。

さらに上に行くと新雪もさらに深くなってきた。
それはいいんだけど、余計なことに風も強くなって視界も悪くなってきた。

しまいには強風すぎて前の人のトレースが消えかかってくるし、
でも前向くと強風あられ攻撃で顔が痛いし、姿勢を低くしてないと後ろにひっくり返りそうだし、まんがみたいに強風にとばされてふりだしに戻っちゃったりしたらやだなあなんて思ったりして、意外と壮絶な戦いだった。

それで、ちょっとした岩陰でみんなで休憩した。

それでも暴風攻撃は止まず。とりあえず顔が痛いのでここで目だし帽着用。
もっててよかった~。朝の一人軽量化会議で「携行」に決まった目だし帽くん。
今回は極限まで軽量化するために無線もGPSも地図も置いていった。
やっぱ軽いといいわー。
(でも無線は必須だったわ。反省。あれはいるね。重いけども。)

そいでもって、しばらく休憩してからまた歩き出した。
動いてないと寒いし。

そしたらやっぱ上にいけば行くほどパウダー満載なんですよ。
おーほほほほ


ちょっと風もさっきよりはよくなった感じで、行けるとこまで
行こうー、ってことでニヤニヤガツガツ行ってたら何やら人の叫び声が。

ん?と声のほうを見たら!「泳いでー!」と聞こえる。
あら!えっ!!雪崩。
私たちが歩いている尾根の左下をドロドロながれていく。
よく見たら私の足元2m先くらいまで破断面が迫っていた。高さ15~20cmくらいかな。
うわっ危機一髪と思ってたらドロドロ流れる雪崩の中に人が泳いでいた。
ぎゃあ~。彼は流されて下のほうにいってしまって私のいる位置からは見えない位置に行ってしまったー。
どうしたらいいんですか、私はどうしたら~~!彼は!かれは~無事ですか~!
と軽く一人パニック。でも勝手に動かないほうがいいかなーと思って、じっとしていた。
ていうかこわくてへたに動けないし。とりあえず指示を待つ。

間の悪いことに軽量化とかいって無線置いてきちゃって、状況がわからないし
強風であんまり声が聞こえないし、流れてた人が無事かどうかもわからないし
しばらくひやひやどきどきで立ち尽くしていたんだけど、
結局3人の方が流されて1人ビンディングが壊れてしまって、板履けないけど、
みなさん無事とのことでほっとしました。

いやーこわかった。

でも、わたしなんかびびりだからもうノミの心臓がどっくんどっくんいってたけど
ガイドさんとか他のお客さんとかは案外平常心ぽく見えて、あれ?このくらいは想定内だったの?
と、ちょっとひざカックンな感じ。
いま思うと、あのくらいの雪崩は長野じゃよくあることなのかな。とか思ったり。
やっぱ最初から雪崩は起きると思って山に入ってるんですよね。
そうですか。
うっかりしてました。

それで破断面の近くにいた時、きれいにぱっくり切れてたし、写真とか撮っといたほうが
いいかなとか思ったけど、なんか写真とかとる気分になれなくて撮らなかった。
あのときの自分に「おまえびびり過ぎ。」と言いたい。


それで、そこからもう降りることになって順番に滑って降りた。
ミラクルパウダーでウハウハ斜面だったけど、まだこの時点では
私はなんだか素直に喜べず。ビンディング壊れちゃった人もいるしー。

でも下にいくにつれてやっぱりなんだか楽しくなってきちゃって
デブリ時々パウダーを満喫してしまいました。すみません。

ガイドのTさんは自分の板をビンディング壊れちゃったお客さんに貸してあげて
自分はお客さんの壊れてないほうの板はいて片足で滑ってた。
アンビリーバーボーだけどほんとに片足で滑ってた。素敵すぎます。

あれ、こんなに歩いたっけって思うほど結構長く滑った気がする。
予想外に下のほうまでパウダってるし。
最近ああゆう障害物競走みたいなの好き。でこぼこしたり
木があったり。たのしい。

そして全員無事に駐車場に帰ってきて解散した。


解散後、くず温泉入りながら「生きててよかった」とか感慨にふけりつつ
出たり入ったり水浴びたりプカプカ浮かんだりさんざん満喫して、寝床を求めて旅にでた。
案外ちかくに道の駅池田があって、その向かいにラーメン屋があったので、寝床決定。
餃子でビール。ラーメンの汁でもビール。
飲んだら寝るのだ。朝までノンストップ スリーピン。

~~~~~~~~~~~~~


雪崩が起きる瞬間を見ていた人の話によると、
隣の尾根を歩いていた単独のボーダーおじさんが、急斜面にさしかかって
なぜかこっちの尾根に向かってトラバースしてきて(下に私たちがいるのに)
やだなあと思ってたら案の定おじさん地点からパックリ割れたとかなんとか。
やめてよねー。

でもほとんどの人が尾根の上にいたし、間隔あけてたからよかった。
尾根ってすげー。あとガイドさんってすげー。
いつもの30倍かっこよく見えたし、ガイドさんのありがたみを痛切に実感した。


どうじに自分の修行の足りなさを再認識。
修行もそうだけどやっぱり経験値が赤ちゃん並だよね。
うっかり調子に乗るところだった。あっぶねー。
くわばらくわばら。

今後の課題:経験値あげ

~~~~~~~~~~~~~
次の日、同じところで雪崩事故があったみたいです。


信濃毎日新聞 4月16日(月) 長野県内のニュース
北ア針ノ木岳で雪崩 山スキーで入山の男性2人けが
http://www.shinmai.co.jp/news/20070416/KT070415FTI090022000022.htm

15日午前10時半ごろ、北アルプス針ノ木岳マヤクボ沢で雪崩が起き、山スキーをするために歩いて登っていた2人パーティーが巻き込まれた。県警ヘリコプターで救助され、東京都小金井市、会社員石館央さん(34)は左足を骨折、東京都調布市、会社員男性(34)は左腕打撲の軽傷を負った。

 大町署によると、雪崩は山頂に近い標高2620メートル付近で発生し、幅約30メートル、長さ約200メートル。現場付近には30-40センチの新雪が積もっていた。

 軽傷の男性は「自分たちの足元から雪が切れ、表層雪崩が起きた。雪に埋もれたまま流されていたが、途中の段差でジャンプしたようになった際、空中に体が出てようやく息ができ、止まった時も雪の上に出た状態になった」と話した。

 現場近くにいた別のパーティーが雪崩に巻き込まれる2人を目撃し、携帯電話で警察に通報した。


ブルークリフ TAKIさんのブログに写真がありました。


うぎゃあ~!やっぱこわひ!!!

|

« ビアフェス2007 | トップページ | イタリアンレストラン バジル 立石 »

山かんけい」カテゴリの記事

コメント

15日の雪崩事故で流された人を救出した方が、詳細を語ってくれています。
http://emotoyuji.blog60.fc2.com/blog-entry-195.html


※わたしが行ったのは14日です。

投稿: しー | 2007/04/18 12:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25228/14704438

この記事へのトラックバック一覧です: 4月14日土曜日 針ノ木岳:

« ビアフェス2007 | トップページ | イタリアンレストラン バジル 立石 »